小さなシェンムーワールド

 

横須賀で 開催中の「シェンムー × 横須賀 アニメ化記念コラボ」当館応援企画

Nゲージ素材で造る「シェンムー  一章・横須賀」思い出のシーン(順不同)を暫時追加展示していきます。

最近順序を差し替えてシェンムー3D紙芝居仕立てにしましたので画像アップ時と順序が異なっていますので記述内容におかしなところがあるのは

ご容赦のほどを。

(思いついたままに作ってるので.......)

 

 

ゲームは横須賀山の瀬、この芭月武館から始まる.........

 

山の瀬一の大邸宅である芭月邸。武家屋敷造りの母屋に道場、そして門構えはすべて㈱サンケイのペーパーカードモデルをべースにしてゲーム内の芭月家のイメージに似せるべく改造しました。

涼の部屋の隣となる応接室にその後ろの福さんの部屋が......

この母屋の右端部分はいつか直したいところ。

製作中は「Shenmue The Movie」 DVDの再生コマ送り、一時停止の嵐でした。

うーんDVDの映像と各種のゲームガイドに掲載された間取りがちょっと違っているんですよね。特に母屋左翼の間取り、仏間と巌の部屋の部分。ここは複数のゲームガイドに共通の間取りを優先しました。

 

裏庭はどうなってるのか?いまだに謎のエリアです。 

 

           

            

 

 

今回の小さなシェンムーワールドは

「鏡はどこだ......」

2022.06.30

 今更ゲーㇺの開始時にタイムリープ。

涼が道場内に足を踏み入れると......

とうとう藍帝の登場です(ここしか登場シーン無いんだもんね。一章では)

あれ?黒服の男は二人だったっけか?

 (二人でした........)

 

このシーンは突貫作業のフルスクラッチビルドで造ったのでちょっと道場内のスケール感とか館長もちょっと納得できてません(笑)。

芭月邸の母屋と道場のスケール感から道場内部を(本来は縦/奥行き三間、正面/横五間の長方形を縦・横三間の正方形と少し小さめにしたんですが道場内には収まらない。ゲーム内の描写のマジックなんですかね。

今回四隅のローソク灯明が一番手間がかかってたりしてて....... 

 

 

今回の小さなシェンムーワールドは

緊急追加の「愛する友を持て」

2022.07.07

ゲーム導入部最大の名場面。

巌の今際の言葉に続く松風さんの「おやじ?、おやじ!、おやじ‼‼~」の渾身のセリフが忘れられないシーンでした。

 

ただ場面は本来のゲ-ムシーンとは構図が反転していました。ポジネガ間違いということで.......

 

 実際左手が照明さん、右手がカメラマンでの撮影は手が震えて.......(笑)

 

 

 

小さなシェンムーワールドNo.4は

「桜の木の下で」

2022.06.20

涼の父、巌との追想シーンの一つ

庭の桜の木の下での鍛錬の思い出。

食卓の人参は小さすぎてㇵヅキルーペも歯が立たず......

 

桜は冬の庭バージョンとの取換え式なので仕方なく台座をつけたままです。

 

冬バージョン(ゲーム開始時)は丸裸の大木を一本別に用意してます。

 

 

小さなシェンム-ワールドNo.3は

「桜ケ丘公園の一悶着」

2022.06.17

父親の仇「藍帝」の行方を追い、街の人々に手掛かりを尋ね歩く涼。

通りかかった桜ケ丘公園から聞こえた

「やめなさいよ!」の原崎の声。

榎、長嶋の不良コンビと張合う原崎を見つけ声をかける涼。

「原崎、どうした?」のシーン

(そこまで説明しなくても)。

 Shenmue the Movie では冒頭に挿入されるシーンでした。

 昔、原崎がゲーム内で技出しまくりの大暴れをする動画を見た記憶が...........

今回のシーン、公園の遊戯類はこれも㈱サンケイのペーパーモデルですが、ブランコのフレームは紙パ-ツの寸法を参考に白で塗装した同じ太さの1.2㎜真鍮線で置き換えています。パイプ経年劣化の塗装剥がれもちょっとばかり再現。

このブランコの周りに置かれた安全柵が涼の回蹴り系足技の練習中に邪魔で邪魔で苛ついた記憶が.........

榎におもちゃをぶつけてしまった子供と子分長嶋も急遽出演と相成りました。

 

 

今回の小さなシェンムーワールドは

「リフレッシュのドリンクは?」

2022.07.02

街中に点在する自動販売機ではドリンクが買えました。

取分けコーク(DC版)がお気に入りの涼。何本飲めるかトライされた方も多かったことでしょう。

シーンは桜が丘の阿部商店横の自販機という設定です。

阿部商店をイメージできる店舗キットが見つからず諦めかけた時、3丁目の夕日’64の食玩の茶川商店(これがうまいことに1/150スケールなんですね)が半端モノとしてあることを思い出し、組み立てて置いてみました。

時代背景がゲームよりもさらに20年ほど前なので違和感ありありですが引き戸の開いた駄菓子屋ということでご勘弁を。

自動販売機は本来商店横に置かれてるんですがコンクリート塀でふさいじゃって。

涼の手には赤い缶を握らせてます。「ぷふぁ-(とわ言わない)」うまいゲ-ム内の宣伝でした。

後は店舗脇にガチャガチャマシンを2台置くか......

 

 

小さなシェンム―ワールド No.2は

潮入「本町1丁目バス停の朝」

2022.06.10

渡航旅費稼ぎの港での荷役アルバイトへバスで新横須賀港に向かう涼の朝。

本町一丁目バス停でのワンカットです。

これが名場面か?とブーイングを受けそうですが毎朝仕事前の日課フォークリフトレースのコース取りで頭の中は一杯一杯だったころの懐かしいシーンです。

 

今回バスと涼のスケールは同じとは言え自立用の土台をつけたままではバスの扉との高さに違和感がありました。急遽取って歩道に直乗せです。

ゲーム内で登場するバスの特徴は前乗り、後降りのワンマンバスで降車口の後ろドアは昨今の一般的なスライド式ではなく4枚扉の観音開き4枚扉タイプ。

車体は黄色味の強いクリームにブルーの三本帯。横須賀交通「横604臨港循環」という設定でした。

ミニカーに疎い当館も色々調べた結果、トミーテックのザ・バスコレクションNo.25 横浜市交通局の車両が一番イメージに合っていると踏みましたが残念ながら現在では入手困難とのことで仕方なく車体色が近い京王帝都電鉄の日野RCをセレクト。

このバスは後部の降車口がスライドドアという相違点もありますが車体はクリーㇺ色に細い赤帯が中央に一本、前面の屋根部が一部赤で塗装されているだけですから最小限の化粧直しで似せられると判断しました。

この運転席上部の天井赤色パートはアクリル塗料用シンナーをしみこませた綿棒で拭き落とします。

次いで車体下部の1本、中央部2本のブルーの帯ラインは1㎜と0.5㎜の青のアートテープを張りめぐらして再現(手抜きだけどラインは綺麗に仕上がります)。

今回使用した線幅違いのラインテープはメーカーが違うため色調が異なってしまったのは失敗、失敗。

前方の行先掲示板部を黒塗装し「横64」「臨港循環」の文字を縮小印刷した紙を糊付けています。

バス停もト三―テックのNゲージ情景モデル057-2のジャンク(DeAGOSTINIのミレニアムファルコン改造時に使用した残りパーツ)を流用しています。

う~ん、それにしても今のミニカーは本当に良くできてるな..........

後日後部四枚引き戸タイプのバスモデルも見つかり置き換えも検討中。

 

ふう、二回目にしてすでに息が上がる当館製作工房には館長の激が飛んでます。

 

オリジナルの車両モデル(お店の広告写真より)

修正後の横須賀交通バス 


横須賀交通のバスのモデルとしてはこの日野のHT/HUブルーリボンシリーズの短ホイールモデルも参考にしているのではないかと思います。全国で採用されたベストセラー車種でしたし。

それでも写真のタイプは天井と側面の窓や扉の一直線配置や後ろの四枚扉の全面ガラス仕様はちょっと異なってます。

面一タイプも一部あったようですが。

やっぱりぱっと見は今回採用したの日野RCで正解だったかな.......。

 

 

 

今回の小さなシェンムーワールドは

「貴章の真意」

2022.07.11

とうとう貴章の登場です。

旧八号倉庫で陳大人との初対面はかなったものの香港行きは援助できないと断られた翌日、桜が丘で貴章が待ち伏せを。

冷静沈着、一見冷淡にも見える貴章の心の内が垣間見える最初のシーンでした。

ある意味このシーンの主役は後ろの公衆電話ボックスだったりして......

シーンの舞台は先の「リフレッシュドリンクは?」の阿部商店前に繋がります。このままジオコレ化しそうな勢いが怖いので山の瀬~桜ケ丘はこの辺で打ち切りとしましょう。

 

あっ、涼の後ろ頭剥げてる。ピンセットで抓むからな......(直しとかなきゃ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の小さなシェンムーワールドは

「原崎との帰路」

2022.07.16

さらわれた原崎を取り戻し、バイクでどぶ板へと帰路に就く二人。

流れる歌は「Wish」。

長いシネマシーンでした。

 

ドライバーを載せたバイクは3Dプリンター出力もので中国から。ガソリンタンク、エンジンに排気管まで精密に彫られてました。ここはちゃんと塗装してやらないと(見えなくてもね)。ライトはアルミ塗装にクリアイエローの一滴を載せてLED照明の反射で光っている様に見せてます。さすがにライティングの内臓は無理ですから。1/150スケールというものの若干小さめの様にも思えました。

3D印刷のドライバーを涼に見立てて塗装。原崎はいつものNスケールフィギュアーからチョイスし(桜ケ丘公園のものと同じです)まずはポージング。精密ラジオペンチで腰と膝をゆっくり曲げ、さらに腰を捻って.........結局胴体切断となってしまいましたが(ごめん原崎....)。

さらに腕を涼の腰に引っ掛けるように整えて塗装後にバイクの後席に載せています。

涼と原崎のスケールが若干逆転していましたので(バイクが小さいと言ったのはこの点から)若干修正。

仮撮影時のファインダー内の涼の頭がなぜかバカでかい。

ハズキルーペ―をかけてよく見たところフルファイスメット被ってました(とほほ...)

ここは精密やすりの先で少しづつ削って調整の上に再度ペイントです。

ベースの高速道路はゲーム中の雰囲気を大切にしようとクリアイエローでLED発光部を塗装した照明灯を配置し発光させてます。まあ深夜の設定なので光量不足はご容赦を.....

今頃気づいたバイクのイージーライダー仕様。やっぱり横須賀って設定なんですね、バーガーだけでなく。

バイクの拡大はこれが限界(さらに拡大すると笑っちゃうんで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の小さなシェンムーワールドは

「原崎の告白」

2022.07.07

今日は七夕。ということで.....

意外と発生条件がシビアだったこのイベントはドリキャスではDisk2に取り換えてから。

先の「桜ケ丘公園の一悶着」のセットに設置を忘れていた照明灯を。形は異なりますが3V白色LED仕様を取り付けて点灯させてます。

 

 

 

小さなシェンムーワールド No.1は

桜ケ丘「稲荷神社の夜」

2022.06.03

ゲーム終盤の......

「二人とも旅立つのね。もっと時間が欲しかったね。」のシーンです。

本当は二人は狛犬(お狐さん)前で会話してましたね、まずった.....。

 

「照明さん、もっとライトをスポットにして二人に絞れない?夜なんだからさ」

「監督、無理言わんでくださいよ。舞台が小さいんだから」

怒号飛び交う中、やっとOK出しを。

でも小さなシェンムーワールドになってるでしょう?

 

神社の祠はNゲージスケールのペーパーカードモデル「小さな神社」㈱サンケイより祠部分のみを流用して製作。

カッターと木工ボンドさえあれば1時間位で完成します。

グラデーション折り紙をバックと地面に、さらに鉄道シーナリー用樹木を置いてハイ出来上がり。

あっ、いかん!ここはお稲荷さんだから狛犬は白く塗って白狐風にするんだった..。

栄養のいいお狐さんということで......

 

 

 

小さなシェンムーワールドNo.5は

「故郷との別れ:どうかご無事で......」

2022.06.26

陳大人の援助で香港への渡航のメドが立ち生家を後にする涼。

その旅立ちの朝、涼の無事を祈る稲さんと福さん。

 

芭月家は現在庭の造園途中ゆえに写真は強硬撮影したバージョンです。

鹿威しは付けましたがまだ石灯籠が.....

 

 

そしてここから一章横須賀、感動のエンディングへと......「旅立ちの朝」です。

 

涼は緑のリュックを背負った別バージョンを用意しました。

 今日は横須賀で開催中のアニメ化記念プロジェクトの最終日。

涼はきっとこの横須賀に戻ってくるはずです(きっとね)。

それまで当館はシェンムーと聖地横須賀を応援していきますよ。

 

って、この小さなシェンムーワールドはまだまだ更新予定です。

なんか止まらなくなっちゃって........

貴章、藍帝やチャイが「自分たちは出番なしか!」と恨めし気に見るんで。

そうだな、「火炎樹の下で」なんかは残したいな......(えっ?Ⅱにまで手を出すのか)

 

おまけの写真

ちゃんと緑のデイバックを背負わせました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

そしておまけのおまけ、

「ただいま」。

シェンムーファンの願いですね、これは。

ただフィギュアー裏返しにしただけなんて言わないでね。

芭月家も時の流れで様変わりしてるんですよ、植木とか(笑)。

 

 

 

 

 

 

今日の小さなシェンムーワールドは

「決戦」

2022.07.22

一章 横須賀最後の埠頭での決戦シーン。

小柄ですばしっこいチャイにはヒットする技が少な目で皆さん苦労したと思います。今回はライフゲージも.....

 

変電所キットの鉄骨組フレームを埠頭のクレーンに見立て、JRコンテナの一つを赤に塗装して2段積みで脇に配置。

映像検証から(そんな大げさな)その横に木箱も幾つか配置してます。

貴章が負傷した鉄骨はタミヤのH型プラ棒をH形鋼材に見立てて塗装し、適当においてます。久しぶりにタミヤのウェザリングマスターで汚しまくりました。

海は波板君です。

 

やっと決まった涼の出足止めというシーンを追加でとりました。

最後はQTEからの裡門頂討でのフィニッシュでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなシェンムーワールドはよせばいいのに香港編に突入へ

 

小さなシェンムーワールド香港編

香港仔・鳩汀公園 「上陸」

2022.09.17

古い攻略本の香港仔アバディーンエリア地図に記されていた鳩汀公園の鳥瞰図の高低差を読み違えていたことにシーンの作成の最中に気付き、ほぼ作り直しをしたため時間がかかってしまいました。

それで急遽紅南街が先にアップということに。

 

 

噴水はHOゲージの「小さな公園」キットに入っていた噴水のモデルを流用加工してNゲージスケールの巨大噴水に見立ててます。

夜間照明としてキット本来の六角形状の池の水面下にLEDを3個を仕込んでリード配線を噴水中央にまとめ背面に出してバッテリーと接続。

問題は吹き上がる水流の造形です。基本はFalling Waterの滝で使ったKATOのウォーターエフェクトを使いましたが水面のさざ波や垂直落下する滝と異なり放物線(それも吹き上がる)を描く水の流れはそう簡単にいきません。

ここは細長い水流の造形膜を造り、はがした裏に0.2㎜の真鍮線を仕込み(接着して)その真鍮線を変形させる形で吹き上がる水の放物線を模倣してみました。

公園は全面的に長方形の石タイル組みとして描かれていますので似たようなモデル用テキスタイルシートを張り付けています。

欄干は市販のNゲージプラ製パーツを適当にベンディングしながら公園の淵に置いていきます。今回使用した欄干パーツはゲーム内の表現と異なったものをあえて採用しましたがゲーム中表現と同じよな二本パイプ版も売られていました。

公園内の電灯は当時英国統治下の香港とあってガス灯のようなシックなものを選択。

飾り装飾(当館はくるくると呼んでます)はアシェットのTITANICで使用した船上ベンチのエッチングパーツ足部を切り取ってつけてます。

ガチャガチャセット等の土産物を売る屋台はゲーム内で実際に涼にリポート(写真撮影)させたものを参考にスクラッチビルドしました。

現在さらに街燈周りの微細修正中ですがとりあえず原型を。

 

鳩汀公園全景(あっ、レンが......)

鳩汀公園の夜景

 

 


小さなシェンムーワールド香港編1

「火炎樹の下での出会い」

2022.08.17

本当は香港仔(アバディーン)からスタートしたかったんですが資材調達が難航して......(ほぼスクラッチに)

先に紅南街の徳蓬公園中央にそそり立つ火炎樹の下での建民老人との出会いから。

 建民さんは毎日の日課の太極拳をしております(盆踊りではなく.....)。

そして涼は燃えるように赤く染まった火炎樹の大木に驚いている様子ということで......

 

公園は5㎜厚のスチレンボードをベースに、1㎜厚のボードを重ね、適当に柵や塀をつけて塗装したスクラッチビルド。

火炎樹はTOMYのNスケールシーナリー「紅葉」をそのまま利用してます。

公園内のその他の樹木は手持ちの樹木類から幾つか選定して植えてます。

 

そして続くは建民さんから教わった小擒打を火炎樹に打込み、赤い葉を地面いっぱいに落とせというクンフ-の課題に没頭する涼。

あともう少しだな.....涼。

でも誰が掃除するんだ..........これ。

 

火炎樹に小擒打を打ち込む別ポーズの涼を置いた後に落ちた赤い葉を模して赤いシーナリーパウダーを小さじでふりかけ、ふりかけ....

 

はあ、香港編はムズい。続きそうにないかも......

 

PS4版Shenmue2のゲーム内を主人公の涼に再度確認任務を与えたところ以下の3点の修正箇所を報告してきましたので急遽手直してみました。

 ①公園内に立ち入り制限用の白い柵はなかった。

 ②石製のベンチが3つ並んでいる

 ③徳蓬公園のネームプレート横のコンクリート塀は一部破損している

等の写真を撮って来てくれました。

 

再修正版:徳蓬公園はこんな感じで再仕手直ししました。

 

 

小さなシェンムーワールド香港編

紅南台文武廟「老子との手合わせ」

2022.09.05

紅南台で出会った物静かながら厳しい指摘をしてくる女性。文武廟への参拝者かと思いきやこの人こそ探していた桃李少老子と知り驚く涼。

手合わせすることになるも相手が老子といえど女性と高を括って臨んだ涼は結局一打も与えられずに瞬殺され.......

そんな場面を切り取ってみました。

 

秀瑛さんの拳法着のスリットが........

一打を簡単にかわされ腰砕けになる涼....

 

 

 


小さなシェンムーワールド香港編

紅南台文武廟「本の虫干し」

2022.08.23

紅南台文武廟での思い出は幾つもありますがやはり苦労したのはこの古書の虫干しでしょうね。

書庫内の古書の山を時間内に裏庭の台に置いていくだけなのですが移動中にQTEが挿入されボタン入力に遅れると涼は古書の山を落としてしまいタイムロス。おまけに「本を汚さないでくださいよ....」と嫌味?まで言われて。

結構時間的な余裕が少なめなミッションで、数回落とすとまずタイムアウトでした。後半は畳みかけるようにQTEが......

編み出した策はまず遠い台からの制覇を目指しQTEが発生しそうな手前の一つ目の台までは駆けて移動。その後慎重に牛歩で運んでQTEに堪え、時間節約に努めるというものでした。何とか時間内に完了するとご褒美に技書「馬蹄脚」がもらえました。

 

文武廟を囲む白壁塀は(株)サンケイのペーパーモデルのパーツを流用して土壁から白壁に変更しています。

実はこの壁はNスケールキットなんですがフィギュアも1/150のNスケールサイズとしてしまうとゲームのシーンがうまく再現できません。ゲーム内では文武廟を囲むこの白壁は防犯目的よりも単に敷地境界を示す美観壁で高さが低めとなっているために、スケールを統一すると違和感が出てしまいます。

そこで涼はHOスケールで造っています。

火炎樹は先の徳蓬公園で使ったトミーの完成品セットの残り。

虫干し台と古書は敷地の広さに合わせ自作しました。

 

この裏庭には「虫干し」後もいくつかのミッション/イベントが設定されていました。

 

方向キーだけのQTEでしたが.......

Nスケールサイズで造った掃除魔「常済良」

ちょっとスケールに違和感が......

 

 

 


小さなシェンムーワールド香港編

湾仔・福仙街「茶碗陣」

2022.09.22

シェンムー香港編といえば外せないのが茶碗陣。

武林書に挟まっていた紙片に書かれているまたまた「天龍地友」を使った記号のような謎のメモ。その意味を探り歩く涼に恩田荘の桂香ばあさんは茶碗を使った仲間の間での通信手段だと教えてくれます。これを仲間が見れば連絡が入るかもしれないと一か八かこの茶碗陣を試し連絡をひたすらまつ涼。

今回ははずれの福県茶寮と本格茶寮のシーンをピックアップしました。

違いは人通りの方向と座席の背もたれの有無だけ(本当はテ-ブルノ色も)。

本格茶寮はゲーム内の実地調査を基に厨房カウンターを設置しました。

当たりは向かいの豆将軒なんだ........涼よ。

 

今回は主役?の茶碗の再現の関係でフィギュアーを含めスケールは1/50のOスケールで作製しました。フィギュアー以外はフルスクラッチビルド(笑)。

テーブルの脚組は爪楊枝を流用して組上げ、ニス仕上げしています。

こんなところにマイドールハウスの知恵が.......

床の墨入れと高級ストーン調のテーブル天板(ここは鳳凰鏡のテクを活用していますが )に手間どって......

 

福県茶寮で連絡を待つ涼の後ろ姿

 

 

 

こちらは本格茶寮

 


小さなシェンムーワールド香港編

九龍城・点心街「監禁室からの脱出」

2022.09.30

「竜は眠らない」の合言葉で屋台街龍喜楼に潜入した涼とレン。しかし結局会えたのは朱元達ではなく黄天会のボス斗牛。

二人は捕まり屋台街から点心街飲茶楼内の監禁室に手錠でつながれ監禁されてしまいます。今回はこの監禁室からの脱出ミション中のシーンを。

ジェットローラーコースターの様なQTEの嵐の長いミッションでした。二人の掛け合いを聞くためにすんなりゴールに到達するよりもわざとQTEをミスする方もいらしたのではないかと思います。

どっちがドジだ、俺を先に行かせろと途中で言い合いをしながらのレンの「九龍城は俺の方が詳しいんだ!おめえは黙って俺についてこい‼」の決め台詞のシーンとなります。

 

舞台はフルスクラッチビルドです。駆け抜ける楼内の出入り口を二つ作り取って換え式に。また写真撮影用に正面の通路壁と天井を取り外し式にして涼とレンの置き場所とともに組み合わせシーンを撮影しました。

手錠は古いシルバーの鎖を流用してます。

 

レンの背中も再現しました(笑)

邪魔なんだよ、てめえは......

 

 

レンのポニーテールはこんなに長かったか?


小さなシェンムーワールド香港編

九龍城・飲茶街「屋上での一夜」

2022.10.10

今回は先の監禁室からの脱出に続く屋上での夜明かしのシーンを。

何とか追っ手を振り切り二人はビルの屋上にたどり着き、休息を兼ねて一夜を明かすことにします。

ふと見上げたレンの眼には輝く北斗七星が......レンの涼との出会いが古からの縁であることを示唆するような短いシーンです。

とはいえ「もうおめえとはかかわらねえ」とふて寝を決め込むレンでしたが涼の仇が藍帝であること、鳳凰鏡・龍鏡の話を聞き再びお宝の匂いを嗅ぎつけて俄然やる気を出すレンでした。

屋上はゲーム内の描写を参考にフルスクラッチビルドで造りました。ふて寝するレンの姿と次いで起き上がって涼の話を聞く2つのポーズを作っての撮影です。

 

「もうおめえには関わらね。敵討ちは一人でしな....」

 

 

 

「おめえの仇はあの蚩尤門の藍帝か?」

 

 


小さなシェンムーワールド香港編

九龍城・白千街不幽楼「一本橋を渡れ」

2022.10.20

探している朱元達が不幽楼最上階の五星公司にいるとの情報をつかんだ涼は荒廃し崩れかけている不幽楼の上層階に向け各階の崩れて抜けた床に掛けられた一本板を幾つも渡ります。

ここもQTEの嵐。各階での事前セーブは必須でした。記憶では初めて死亡フラグが立ち、一階からのやり直しが強制されたと思います。ガーン「死んだ.......」(記憶違いでした?)

石橋をたたいても渡らない館長には二度とやりたくないミッションでしたので。

(とはいえDC/PS4で少なくとも2度やってるんですけど....)

 

不幽楼内はトミーのジオラマキット「DCM03 破壊されたビルB」のパーツを流用し不幽楼内に模しています。一本橋は本当の細い木材(バルサ)で裏に0.6㎜の真鍮線を張り付けて片持ち式に床に取り付けています。ビヨンビヨンと揺らせますよ(笑)

 

 

落ちるな、踏ん張るんだ涼!

 

 

くそ、ダメか.....


小さなシェンムーワールド桂林編

桂林・狼廻山「洞窟での休息」

2022.10.27

そろそろ小さなシェンムーワールドも香港を終えてゲーム終盤の桂林に。

思い出のシーンとして何とか再現できそうと考えたのが莎花の家へ向かう途中、洞窟で一夜を明かすこのシーンです。

 

莎花の家に向かう途中、彼女の勧めで狼廻山の洞窟で一夜を明かすことになった二人は洞窟内で焚火の後を見つけ、まず薪を集めましたね。手持ちの(ウォンがくれた)ライターで火をつけ薪をくべる涼。莎花の一言「あたたかい....」

撮影室内の照明を消しての撮影はちょっと焚火の光量が少なめで露出不足でした。

でもゲ-ム内の雰囲気は伝わったかな?

 

洞窟は市販の透明ポリカーボネートシートのバキュームフォームキットをベースにし、切り抜き/調整加工後に塗装したものです。

豆電球発光ギミックによる焚火は噴水等で使ったウォーターエフェクトパテを塗料皿に円錐状に盛り上げ、爪楊枝で形や模様を作った後、この炎が乾燥中に重力で扁平にならないよう逆さにしておきました。

この中心を3㎜径のピンバイスでくり抜きベースに開けた穴から3㎜径の白熱電球タイプの砲弾型LEDライトを挿して発光させてます。

 

こちらは照明下の状況

 

 

莎花の後ろ姿

洞窟全景です


小さなシェンムーワールド桂林編

桂林・白鹿村「莎木」

2022.11.03

ゲーム名にもなっている「莎木」は中国の桜だそうな。

横須賀芭月家の桜と白鹿村の玲家の莎木は対になっているわけですね。

この木に父がかけてくれたブランコで遊んだことが莎花の幼いころの思い出として語られます。これも涼の「桜の木の下で」の父、巌との思い出と対になっているのでしょう。

シーンは莎花咲き誇る莎木の下、Shenmue2のエンディングとなる石切り場に向かう涼と莎花という設定です。

背景の山々が少し高めでもう少し低くすべきでした。

また莎木ももっと大きい大木にしたかったんですが......

 

基本今回はフルスクラッチビルドになりますが背景の山は先の「洞窟での休息」でのバーキュームフォームキットの切れ端を流用しています。

莎木は紅南街報徳公園の火炎樹とともに作製し、いつか使おうと保管していたものです。下地は火炎樹でも使用した「紅葉した木」のモデルにまずソフトパープルのスプレーを掛けてから部分的にパールピンクを筆塗りで載せたもの。

オリジナルの木軸は細いのでカットして別の太いものに接ぎ木した形です。

これに0.2㎜の真鍮線でブランコを造って塗装後にこの莎木につけています。

 

莎花の家は1㎜スチレンボードに展開図を描き組み立てゲーム内の画像に似せて塗装したものです(本当はL字の母屋なんですが今回はシーンベースに合わせて半分でカット)。

 

地面の隆起は木質紛を使ったウッドパテで造形しました。

ベースが十分乾燥するには相当時間がかかるのでここは乱暴にも表面が乾いた位でそれ以上乾燥しないようにクリアーの目止め塗装後にアースブラウンの塗装をしてしまいました。そこに通路のパートを明るめなブラウンで。

街燈にはとりあえずLED麦球をつけていますがダミーでまだ点灯はできません。

20cm四方のベースの小さなスペースでの造形。

正面から撮影すればゲー内の世界が.....遠近法のマジックですね。

 

うーんエンディングのあの石切り場のシーンは一章・横須賀と同じく断念かな.......

 

背景の山と木質パテによる地面起伏

 

莎花の家と莎木を載せて.....


地面の仕上げと涼・シェンファーを配置して.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなシェンムーワールド桂林編

桂林・白鹿村「石切場」

2022.11.25

さあ、今回はShenmue 2エンディングとなる石切場へ。

ここからShenmue 3へとほぼ20年にわたる悠久の時が流れました.......。

 

最終舞台となる石切り場はそのスケール感故に再現は無理と判断。ここはなんちゃってエンディングシーンとしました。

別途掲載している「龍・鳳凰鏡」作製記から数年間暗闇に保管されていた2枚の石鏡のレプリカを持ち出してファンの皆さんのお叱り覚悟での再現シーンを。

石切り場に掘られた巨大な石鏡を眼前にして涼と莎花二人が「あれは!......」と驚いている構図です。ちょっとナショナルトレジャーを彷彿させるシーンでしたね。

涼・莎花は新らたに製作しました。

 

Shenmue 3は20年の時を経てここから再開となりました。

 

 

 

 

 

 

 

小さなシェンムーワールド特別編

Shenmue 3版フォークリフトの製作

シェンム-といえばフォークリフトも欠かせないアイテムですね。

シェンム-3リリース直前に公開された「3でもフォークリフトミッションが..」というトレーラー画像。

突然公開されたその画像のリアルさにはびっくりしたものです。

フォークリストのモデルグッズは古くは一章横須賀版がセガから公式コレクターアイテムグッズとして販売されてました。

ただ涼や藍帝のスターチュー同様に欧米でのみ販売された様です(日本未発売)。

 

今回の製作は中国製ダイキャストトイを偶然見つけたことがきっかけです。

子供向けおもちゃと言うにはもったいないほどのフォルム、出来ともに良いこのフォークリフトトイ。

1/50スケールと箱に書かれていますがこれは間違いで寸法からすると1/20~25縮尺といったところですね。

このトイを使ってフォ-クリフトShenmue3Ver.を試作してみました。

 

まずボディーの再塗装。

やはり綺麗に仕上げるにはこのトイをどこまで分解できるかによります。

このトイはパーツのほとんどがビス止めで組み立てられておりここまで分解できました。

フォーク部を含めたシャーシ部と車体部の分離が肝。

このトイはフォーク部が三段上昇するとともに角度を数度変えられるように油圧シリンダーが2本あり、フォーク部外枠と車体の運転席床部に両端ジンバル固定されてます。この角度調整用の2本の油圧シリンダーがシャーシ/フォーク部と後部運転席部との留め金の役目をしています。

2本のフォーク(爪)は外せますので作業時は取り外しておきましょう。

①まず後で戻せるようにメモしながら本体シャーシ裏面のビスを外していきます。

②運転席前についたプラ製の油圧シリンダー筒からフォーク部外枠に固定された金属棒を油圧筒から引き出すように慎重に(2つのパーツ引きはがすようにシャーシをたわませながら)抜きます。

運転席パネル部もビス止めで、床や細かいパーツ類まで外せます。

 

まずはボディーをシャインレッドとフラットブラックの上下ツートン塗装に化粧直しします。

ここは紙製マスキングテープ(5mm、10mm、18mm等)を適材適所で惜しまず使いましょう。

オリジナルの黄色塗装されたダイキャストボディーとレッドのスプレーアクリル塗料の食いつきは問題ありませんが下部のプラ製ボディー(ABS?)は食いつきが悪いので先にナイロンプライマーを吹いてからフラットブラックを吹くと後でマスキングやロゴのレタリング時に塗膜が剥がれません。

ボディー側面から後部に回り込んでいる既存のマーク部は初めは残していましたが

再組立てするとやはり全面レッドにした方がいいかな?と思い直しました。

ここは先にはがしたこの部分のマスキングテープをアルミテープ(0.5㎜の厚手)に張り付けて型抜き(切り抜き)し、メタルプライマーとシャインレッド塗装をして再度目隠しするように貼り付けました。

 

本体やフォーク部のロゴは水性デカールです。Matorox等の圧着式のレタリングは避けた方が無難です。塗装した塗膜が剥がれる可能性が高いです。

今回ボディー側面ロゴのサイズを間違えました(数字と同じ幅に入るようにしないと......)。

最後に屋根の前部支柱の上部にヘッドライトと中間部に一体型ブレーキ/方向指示ランプをつけます。

これらはコトブキ屋の改造パーツ類から使えそうなものをみつくろって作成/追加しました。

 

 

ドライバー涼の作製

運転席の涼は少し小さめですがFUJIMIの

プラモデル「Drivers」から私服ドライバー(キットは明らかに作業着に替わっているような......)をチョイスしました。

服の小じわはヤスリや電動ルーターで根気よく平滑化。

上着は前面中央部に幅5㎜程度のフラットな溝を付けておきジャケットとTシャツの表現を再現しました。

靴はほぼそのままで使えますが前部や側面のマーキング等を追加します。

あとは別パーツの頭部です。なんとか涼の顔に近づけるべく頬部を細目に、眉を含めた鼻と額部も彫直ししました。

最後はいつも通り粘土の低いプラパテを爪楊枝の先に乗せてツンツンオールバックの造形を追加してから塗装しました。

ハンドルはきちんと両手で掴んでくれるんですが椅子から腰が浮き上がってしまうのでやはり小さかったか.......)座布団を敷いて(笑)

1/20~1/22スケールのフィギュアがあればいいのですが。

 

 

 

下は最近再販されたFigure & Interiar Setで上記のドライバーとメカニックフィギュアー群がセットされたお得なキットから椅子に座って何かパーツをチェックしているメカニックのフィギュアパーツを使った改良版です。

こちらですとひと回り大きな涼が作成できます。

ただ袖まくり姿なので腕部のシャツの折り目を削って手首まで薄くパテを塗布しジャケット風にしてます。

一番面倒なのが頭部の修正でしょう。ごつい外人のおっさん顔を日本人の高校生に変えるのは結構面倒な作業でした(いささか頭でっかちか....)。

オールバックのツンツン頭はいつものごとく低粘性のプラパテを爪楊枝の先に載せて頭部に載せていく手法で。

顔は顎に向けて逆三角形に少しづつ成型、眉は少し吊り上げるように削って鼻筋を通らせればそれなりに何とかなるかな......

 

パテ盛り/研磨まで

 

 

塗装完了(頭でっかちか......)


そしてShenmu3Ver.フォークリフトの2号機が完成しました。

試作初号機(エバンゲリオンじゃないんだから)製作過程での経験から今回作製時間も1/3位に短縮できました。

ボディーのレタリングサイズもゲームのトレーラー映像に近づけています。

今回は涼もドライバーシートにちゃんと着座しました。