9号館 B:歴史的記念物展示館2

 

懐かしのSHARP製品

シャープさん復活おめでとう:2017.03


SHARP Word Processer 書院 WD-200

階段下の物置から無傷の黒いビニール引きの平たいケースが出てきました。

中を開けたところ30年前のワープロ。1985年に販売され、その年のグッドデザイン賞を取ったシャープのパーソナルワ-プロ 書院 WD-200でした。

外部AC電源もついたままです。

中を開けましたところ少し黄ばんだA4の熱転写印刷専用紙がポケットに入ったまま。本体はほとんど汚れもありません。

 

ケースの蓋を開けると

AC電源



プリンター部には熱転写インクリボンがほとんど未使用の状態でセットされています。

まずは乾電池が入っていないか確認。幸運にも単一乾電池(4つ必要!)は抜かれていて液漏れ等のダメージは受けていません。

さすがに裏蓋についている2か所のスポンジは形は維持していましたがぼろぼろに劣化した状態。悪さをする前にこそぎ落としておきます。

 

まずはAC電源で起動。液晶部にまずリボン状の表示が出てからプリンター部が初期化。その後「和文 文章 作成」の基本画面表示がちゃんと表示されました。

後はバッテリーですがバッテリー駆動も問題はない様子です。

キータッチはタイプライター仕様の結構心地よいキーストローク。

さあ、実際に文書作成や印刷はできるでしょうか?

英文モードに切り替え、当館の名前を入れてみます。

作成、実行で入力ラインモードに。

入力完了後に印字モードに。

プリンターの紙抑えレバーを開放して専用紙をセット、再度固定します。

送り出し、巻き戻しがボタンで位置決めも可能です。

実行ボタンで印字開始。

あら、印字はしたけどリボンがくっついて切れてしまいました。やっぱり20年以上もたつとフィルムも弱くなってるんですね。でもこの書院はサーマルヘッドによる感熱/熱転写の2モードだったはず?感熱紙でも使えると思うんですが。

まあいまさらこんなワープロで文章作成する人もいないでしょう。

でも当時は大活躍したマシンです。

一緒に84年のASCII 4月号も出てきたのですがこの広告を見ると当時このような10万円前後のポータブルワープロがはやった理由も理解できます。

当時8ビットパソコンはすでに完成域でNEC、SHARP、富士通やEPSONから10~15万円台で買える機種が百花繚乱だった時代。16ビットパソコンも出始めた時です。

専用ワープロ機能が標準搭載された業務用の高級パソコンがやっと100万円を切り始め、個人使用の選択肢としては16ビットマシン(NEC9801)でCRT、シリアルプリンター等のオプション一式をそろえ、松や一太郎といったパソコン用ワープロソフトを動かすか、このようなオールインワンタイプのパーソナルワープロを買うかということに。なにせちゃちなドットマトリクスプリンターが8~15万もした時代です。

10万円で専用ワープロ並の日本語変換機能にサーマルプリンターが一体化されたこのようなマシンも魅力的だったというわけです。

まあ、かな(カナ)、漢字とアルファベットを駆使しなければならない日本独特の発想だったのかもしれませんね。

 

 

熱転写インクリボン 2015.11.23追記

ベータマックスのビデオテープ置き場と化していた古いオーディオコンポのラックの整理と掃除中に別途展示中のMZシリーズのPCゲ-ムの空箱や取説と共に未開封の書院用のインクリボンが出てきました。

ゲームの空箱をまとめて保管したことも含めて全く記憶になし。

当時はパーソナルワープロの全盛時代でしたから数社から互換リボンが出していました。

さすが互換供給メーカーの方は差別化からかフィルムパックされていますね。

書院にセットされていたリボンが使えたところから多分まだ使えるでしょう(誰も使わないでしょうけど)。

 

 


SHARP ELSIMATE  EL-835

これも古いライティングデスクの中にひっそりと置かれていました。

太陽電池駆動のみの超薄型電卓EL-835です。

実測したところキーパッド部の最薄幅で1.7㎜、液晶部で3.0㎜でした。

当時この薄さを実現するにはソーラセルのみでの駆動とするしかなかったのでしょう。

クロムメッキされた金属枠の強度が高いためか結構剛性は高いようです。

静電容量式のタッチセンサーではなく、あくまでゴムパッドを介した圧力センサー式の様です

(4つのねじを外して中を開けてみましたらフレキシブルファイルムのキー回路に極薄の成型導電ゴム?シートが一体化されていてそこにアルミ製キートップカバーが一つ一つ載せてありました。

1985年に登場した極薄カード電卓ですから30年も前というとこになります。

デザインはクールですが使い勝手がよいとはお世辞にも................。

 

この薄さは今でも驚き?



SHARP Clean Computer MZ-80C 

第1回

納戸の整理中に見つけた当館が最初に所有したパーソナルコンピュ-タ-MZ-80C。

1979年発売ですから35年以上経過していることになります。

SHARPのMZシリーズはクリーンコンピューターと称して内部にプログラミング言語を焼き付けたROMを持たず、外部から目的に応じた言語をローディングして初めてプログラムを組んだりソフトを動かせる仕様を売りとしていました。

先に世に出たMZ-80Kと共にキーボード、グリーンディスプレーにデータLoad/Save用高速カセットデッキが一体化されたオールインワンタイプのパーソナルコンピュータでした。

基本的に本体の中にはCRTとデータ転送に関する最低限のプログラムと命令しか内蔵(BIOSの走りのようなもの)していません。

確かにプログラム言語が選べるという自由度は先新性がありましたが、当時は高速データ転送可能な外部装置は高価で数少なく、データ転送速度1200Baud(Bit/s)の専用高速カセットでもSP-5020 拡張BASICをロードするのに数分かかりました。

(この「クリーンコンピュータ」という先見性を謳ったコピーには実は製品販売上の別算段があったということですが.............)

電源Onとともにプログラム言語のロードを毎回行わないと機能しない点は当時普及版BASICをROMとして内蔵して電源Onとともに使用できたライバル機NECの8001と比べてしまうと大きな減点対象ではありました。

ただBASICの仕様が改良されVer.が上がった場合にはその改良版をロードすればすぐに最新プログラム言語搭載機に早変わりするのはクリーンコンピュータの面目躍如たるところ。でも少し時代を先取りしすぎた感はあったように思います。

拡張性は外部オプションのI/OBoxユニットに各種I/Oカードを装着し、それを介してFD、カラー CRT、プリンター等を接続していくというシステム拡張性はありましたが当時手に入ったのはこのI/OボックスとパラレルI/Oカ-ド及び放電プリンターのみで、あとは開発中となっていました。

ゲームカセットは九十九電機、テクノソフトやハドソンのオリジナルソフトです。プログラム言語もサードパーティーのソフトハウス、ハドソンからHu-BASICというメーカー版をしのぐ高性能言語も出ました。

 

本体取扱い説明書

専用BASIC教則本

 

 

ソフトカセット

マザーボード


第2回

このMZ-80Cは当時パソコン雑誌の改造記事からCPUのZ-80を動作速度が1.6倍速の4MHz-版Z-80Aへ交換、加えてHAL研究所のPCG:プログラマブルキャラクタージェネレーター装置を付けています。

秋葉原で単品購入したZ-80Aは、オリジナルCPUを平ドライバーとラジオペンチで引き抜き交換。

CPUのゲジゲジ端子をソケットにきちんと挿入するのは結構難しく(ひえー端子一本曲がった)冷や汗ものでした。ただし後日導入したHAL研究所PCG装置の追加時にオリジナルCPUに戻していました。

PCGは内臓キャラクター群を増やす装置でした。このMZ-80のグラフィックは内蔵ROMに登録されたキャラクターを組み合わせて描くしかありません。

キーボードの右側の青いキーはテンキーではなく表作成に使用するグラフィック(罫線)キャラクターや漢字が登録されたキーです。

表示できるキャラクターを増やせる装置がこのHAL研究所の外付け型PCGでした。

前に載せたマザーボード写真でわかると思いますがキャラROMとCPU等重要なICはボード直付けではなくソケット装着方式ですからこのような改造も可能でした。

PCGはCROMとCPUを一旦はずし、CPUソケットにはPCGの専用孫ボードを上乗せ、その基板上のCPUソケットにZ-80を載せ替えます。

一方のCROMがあったマザーボード上のソケットにはフラットケーブル端末の端子をはめ込み、CRT上の扁平のBOX(これがPCG装置本体です)内の基板上にあるCROMソケットに再度はめ込み改造完了。装置のトグルスイッチをOFFにしておけばオリジナルボード仕様のままとなり、ONにすると拡張キャラクターモードになります。

 

さて内部の掃除とコネクタ類の緩みをチェックして電源を入れてみましょう。

10年前には問題なく動いたことを確認し、しまい込んだはずです。

本体背部の電源ON後、5秒位でモニターにVer.が表示されました。

回路は無事の様です。

 

次は拡張BASICインタープリターのロードです。カセットにはSP-5020がそのまま入っていました。後にSP-5030が手に入ったのですがこれは今のところ行方不明。(後日発見!)

LOADとキーインしてCRキーを押すとカセットのPlayを開始せよと表示されます。

SP-5020カセットテープが巻き戻っていることを確認し、Playボタンを押すと

カセットが回り出し、モニターにはSP5020が見つかったと表示されBASICのLOADが開始されます。

ロードが完了するとReady状態です。カセットレコーダーも生きていました。

この段階でBASICプログラムを組んだり、既存のソフトを続けて読み込むとそのソフトを起動できます。

試しにスタートレックゲームを起動してみましょう。

 

このゲームは本体と一緒に販売されたSHARP公式ソフト#1です。

BASICのプログラムもすべて添付ブックレット内で公開されこれをベースにプログラム内容を改良して私的に遊ぶことは認められていました。BASICの普及用の教材でもあったわけです。

このゲームは宇宙を大宇宙と小宇宙に割り振ったマトリックス上に潜むクリンゴンの敵艦を長距離・短距離センサーで索敵・発見、光子魚雷で撃破する海戦ゲームでした。

このMZ-80Cはゲームだけではなく機器分析データチャートの解析支援ソフト等実用ソフトも発表されていましたので実際に会社に持ち込んでデモをした記憶があります。

 

MZ-80C関連の追記

15年以上開けていなかった別の戸棚からPCGのコントロールソフトやデモゲーム、当時市場を2分していたPC8001(PC8001の方が優勢だったかな?)とのデータコンバータソフト等が見つかりました。

カセットケースにキズもほとんどなく冬眠状態だったことがわかります(笑)

一緒に出てきたゲームソフトは当時流行っていたスタートレックやパックマンものでした。幻魔大戦はケースに「このゲームはRPGなのでリストは載せません」とわざわざ記載されてますが内容が全く思い出せません。

PCG取説

PCG Software

PCG Demogame

Jupiter Lander

MZ-PC変換ソフト

 

 

追加発見ソフト



SHARP MZ-2500 Model30

本体編

SHARPは当時2つの事業部が別々にPCを開発していました。

ひとつが情報産業システム事業部/部品事業部のMZシリーズ。

このMZ-2500は8bitCPUのZ-80B 6MHzを搭載したパーソナルユースとしてのシリーズ最上位機種としてスーパーMZの称号が与えられました。

先に展示のMZ-80K/C(平成27年度未来技術遺産に指定)は部品事業部の製品です。

もう一つはテレビ事業部のCZシリーズ。パソコンテレビと呼ばれたテレビとパソコンを融合したX-1が最初の機種。当時のパソコン雑誌にはSHARPのパソコンとして2事業部がMZ-2200/5500とX-1が争うように広告を打っていました。

当館ではMZ-2200の後継機に互換性を重視してこのMZ-2500にするか、新進のX-1系に乗り換えるか真剣に悩やみました(笑)。近くにSHARP専属の電気屋さん(シャープの家電品しか扱ってない:昔はそんな店があったんですよ.....)があってMZシリーズは仕入れられないけどX-1ならすぐ仕入れてお安くしますよの甘言が.........。

悩んだ末の結論がMZ-2500を秋葉原で、地元の電気屋さんにX-1のテレビ部分CZ-801Dをモニター用に仕入れてもらうという中庸策(どこぞの政策そこのけだ)に。

テレビコントロール機能が無駄になりましたがパソコンテレビMZ-2500とか馬鹿なことを言っていました。

 

ご覧の通り前面に高速電磁カセットデッキと2基の2DDタイプフロッピードライブがマウントされ、プッシュプルドア(カンガルーポケットとも呼ばれてました)を開けるとリセットスイッチやMZシリーズのモード切替スイッチ等が現れます。

クリーンコンピューター故の最初の儀式であるプログラム言語のインストールはすでにFDでできる様になっていましたが高速電磁カセットは互換性のためと共に専用のモデムフォンで留守録をさせるボイスレーコーディング機能という隠し技がありました。

二つのジョイスティック端子搭載はまだまだパソコンの主用途がゲームホビーであったことの証拠です。音源もFM音源を標準搭載。

MZ-80Bモード以上の4MHzクロックダウンモードは確実に実行され互換性はほぼ完璧でした。これでMZ-2200の資産は引き継がれ(ゲームばっかりのくせに.......)2200は里子に出されましたとさ。

X-1のテレビ(モニター)はマシンがビジネス主体のMachintoshへの移行によってMZ-2500がお蔵入りになった後もテレビとして酷使され、壊れていきました。

 

保管外箱


内部外観

本体


電磁カセット部


モード切り替え

のスイッチ等

インターフェース

スロット部


背面パネル左

インターフェース

背面パネル右

電源周り



システムソフト編

BASICインタープリターはSHARP独自のS-BASIC  S-25(PET系コマンド)とCP/M用のM-BASIC  M-25の二つが同梱されていました。

そろそろPCもビジネスで使わないとねといった風潮が定着しはじめたからでしょう。

テレコムソフト(電話回線による通信ソフト)の取説も同梱されています。

光回線なんてまだ夢の時代でしたからね。

オプションの専用電話も統一カラーに加え、シャープお得意のスタイリッシュなデザインでした。

オーナーズマニュアル

テレフォンソフトマニュアル

MZ-2200関連のBASIC類

 

 



HuBASIC  HADSON SOFT

いまは会社も消えてしまいましたがミツバチのマークで有名な北海道のソフトウェア―ハウスだったハドソンが出した拡張版BASICです。

当時ゲームソフトだけでなく最新のCPUを搭載した高性能マザーボードの試作品を発表したりと小さいながらも鼻息の荒いソフトハウスでした。

 

 

 

市販ソフトウエアー編

MZ-2500  ホビーソフト編

やっぱりゲームソフトばかりですって?

いやいやこのMZ-2500は当時知り合いの院生から建築工学のシミュレーションをしたいので使わせてもらえないかと相談を受け、結構お役に立てたんですよ。

まだまだ大学のPCは共有使用が当たり前。最初だけ使用法のレクチャーをしてあとは好きに使っていいからというと夢中でプログラミングと数値計算結果の印刷をしてました。

大学のPCより早いとおだてられて、「そう?そんなことないでしょう~」。

 

本人はやっぱりゲーム三昧.........反省です。

そんな中でもちょっと大きめなパッケージの「メルヘンベール」と「Murder Club」が印象に残るゲームでした。

メルヘンベールは茸を擬人化したような主人公の王子の冒険RPG。

全編癒やし系のバックグラウンドミュージック流れる中、とことこと冒険を続ける茸王子君がちょっと愛らしくもあり、もの悲しくあり.........。

方やMurder Clubはある殺人事件の犯人を推理するビジュアルノベルの走りともいうべきものでした。走りといってもその内容は秀逸で、後の一時期流行った捜査資料等が幾つも同梱され、読者も主人公の警視と同一条件で犯人を推理する「袋とじ」推理小説本につながるものでした。

捜査資料のコピーや調書を自分で記入整理するシートも入っています(その書き方の説明まで:笑)。

最後は犯人を推理特定すると暗号メッセージが出力され、その文面を記載してメーカーのリバーヒルソフトに送ると期間限定でご褒美が届きました。

推理に行き詰まったらはがきでヒントももらえたようです。

ちゃんと届きましたよ、ご褒美が(むろんノーヒントです。その昔はエラリークイーンシリーズの推理小説で鍛えましたからね)。

届いたご褒美は結構でかいのでこれはまた後ほどご紹介と言うことで。

 

    パッケージ

コンテンツ一式

犯人が判った方は..........



ソフトディスク


2020.08.16 追記

20年前に一度整理したデスクのサイド収納をこのお盆に再度整理していましたら幾つか忘れていた思い出のグッズが出てきました。

上のMZ-2500のソフトパッケージ右上のりグラスの終了者認定証とプレゼント缶バッチ2つが入っていたランダムソフトさんの青い封筒がその一つ。

1999年にランダムソフトは創始者の森田和郎(森田将棋で有名な)さんとともに発展譲渡という形名前は消滅してしまい、森田さんも2012年にお亡くなりになってます。

昔はこういったソフトをプレーした者の心をくすぐるサービスが結構ありました。今でいうPSのトロフィーと同じ発想の走りとも言えますが今じゃ考えられない結構お金と手間をかけた購入者サービスですね。

 

一緒に入っていた小さめの缶バッチ、どうもこれは当時渋谷にあったゲームファンタジア渋谷ものですね.....(Weloome!って何?)

当時は新宿南口と秋葉原のゲーセンにはちょくちょくいりびたってましたが、渋谷のゲーセンなんか入った記憶が....

 

 

MZ-2000/2200ソフト編

MZ-2200/2000のソフトが動かせたMZ-2500。ドアドアやハイドライドは今更述べるまでもないでしょう。

Plazuma Lineは当時としてはその描画速度にちょっと驚いたスペースレースゲームです。

とっちゃんぼうやがパニクってる画のAlien Equationsはパッケージに反して以外とまじめに映画エーリアンをゲーム化したRPGでした。

一番のお気に入りが「ザ・コックピット」。フライトシミュレーションゲームですが夜間の空港着陸に特化したフライトゲームでした。幾つもの空港とジェット旅客機をセレクトして無事機体をランディングさせればOK。

コクピット窓の景色は点描画。刻々と変化するフライトデータやILS(グラインドスコープやローカライザー)表示を確認しながらエンジン出力やフラップを操作してヨー/ピッチや速度をコントロールしていきます。

もちろんオートパイロット機能はありません。

ジェットエンジンのうなりのなか警告は表示とビープ音のみです。

(再確認しましたがジェットエンジンのうなりは空耳だったようで.......)

結構心臓に負担がかかる「緊張感」はそのリアルさで定評のあるマイクロソフトのフライトシミュレーターXよりも雰囲気的には上かも。

Yu-tubuにも懐かしの画像がアップされていました。

B-747ジャンボで大阪(伊丹)空港なんて結構きついシチュエーションの着陸もセレクトできました。

機体は当時のナショナルフラッグキャリアー日本航空で運用されていた機体ばかり。コンベアーCV880なんて懐かしの機体もありました。

これで鍛えたからエースコンバットの空母着艦なんてチョロいチョロい。

 

 

動作確認編

MZ-2500モードでの動作確認

古いカラ-ディスプレイ(ただしディスプレイ側がデジタル/Lowモード:8色2000文字しか選択出来ない機種なのでご容赦のほどを)にDsub15p変換ケーブル経由で接続してMZ-2500の動作確認をしてみました。

まずMZ-2500モードでFDベ-スのM25 BASICインタプリターをローディングして動作を確認できました。

次はFDベースのゲームソフト「RIGLAS」をローディングしてみました。

ご覧の通り4方向移動のみのRPGだったんですね。

まずはMZ-2500の動作確認までは完了です。

 メルヘンヴェールを動かしてみようかと思ったのですが箱にFDが入ってませんでした。探さなきゃ............

 

MZ-2500モードでの動作確認

専用ゲーム「RIGLAS」

 

 


MZ-2000モードでの動作確認

3Dフライトシミュレーター

ザ・コックピット COMPAC

次いでIPLボタンで本体をリセットし、MZ-2000モードに切り替えてColor Tape Basicを電磁カセットからローディングしました。

ローディング完了後にThe コックピットを続けてローディング。

うーん、こんなに長かったかのか準備完了まで....(良く待てたものです)

 

まずはカセットが一旦停止し、タイトル画面が出ますが描画後に再度カセットが追加のローディングを自動開始します。

ソフトの読み込みが完全に完了すると機体の選択画面、空港の選択画面、風速の設定と進みます。

選択情報を再確認後にスタートするとカラーのコクピット画面が.........

このモードもOKでした。

(久しぶりのチャレンジは惨憺たる結果でしたので..............)

 

取説と起動方法

着陸スタート!

 

 

 


追加展示 MZ-2500のソフト発見

見つけました。埃をかぶったフロッピーの保管ケ-スの中にまとまって入っていました。

ちょっと起動後の画面のみご紹介しましょう。懐かしさひとしおでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PCゲ-ムソフトの空箱見っけ。

ソフトのテープやFDだけが見つかって取説や空箱がなかったソフト達。

古いコンポラックの奥に積んであるのを見つけ写真を撮っておきました。

中に取説やアンケートはがきも同梱のままでした。

動作編の写真として個々追加差し替えておきます。

2015.11.23追記

 

 

Sound Gal サウンドギャル ユニバース

本体のFM音源のエディター、4トラック楽譜入力式の作曲ソフトとその再生が出来るプレーヤー機能の3点セットのサウンドクリエ-ターソフトでした。ソフトには当時の流行曲のデータもサンプルディスクとして添付されていました。

CDプレーヤーを模したものです。

各トラック情報とともにミキサー機能と

イコライザー機能も搭載され、当時としては良く出来たソフトでした。

このソフトがきっかけで後に電子楽器やMIDIシステムへと足を突っ込んでいくのでした。

 

 

2015.11.23 追記

箱は見つかっていませんが取説と技術仕様書が出てきました。

 

取説と仕様書

プレーヤー画面

 

 


Märchen Veil メルヘンベール ALU Corp. 

先にBoxだけご紹介したメルヘンヴェール。保管Boxに入っていました。

4方向移動のキャラクター、マップは画面切り替え方式のアクションRPGでした。

攻撃は石つぶての様な飛び道具と剣による正面攻撃のみ。落ちているフルーツが体力回復グッズです。

赤い茸の傘のようなキャラが主人公の王子。一度は戦いに敗れ、このような姿に変えられた人間の王子。故郷を目指して苦難の旅がスタートします。

 


ストーリー部

 

 

RPG部

 

 


Moon Child ムーンチャイルド GA夢

(箱は未発見.........)

メルヘンベ-ルタイプのアクションRPGです。

売りは今ではごく当たりまえになったキャラクター設定とモデムによる通信対戦。

「ジュジュ」というフレーズには覚えがあるのですがストーリー展開は全く覚えていません。

 

2015.11.21発見の取説

ソフトディスク

 


オープニング

 

 

RPGスタート

 

 


Reviver リバイバー  Arsys

神々の覇権を掛けた戦いが繰り広げられる古の世界ハロウディーン。戦うは邪悪界のサダリアーンと天空界の主神アーディス。

苦戦を強いられる善神は最後の切り札として遠い未来に転生している戦士を呼び戻します。

REVIVERという鏡文字のようにリバイバーとして呼び戻されるのはあなた自身。

あなたは主神ア-ディズの懐刀として複雑に絡んだ謎を紐解きながらサダリアーンを野望を食い止めることできるか!

主人公が従来の様な三頭身のようなキャラではなかったり、AIシステムが導入されていて町行く人達との会話にも深みがあり、結構はまったゲームでした。

MZ-2500版ディスクは2DDの為に他機が1.2の2枚ディスクなのと異なり一枚ディスクで済んでいました。

 

取説と販促グッズ



オープニングタイトル

 

 

ゲーム画面

 


XEVIOUS ゼビウス          マイコンソフト

ゲ-センのアーケードゲームでおなじみのゼビウスの完全移植版でした。

8bitCPUのPC版としては移植時期が一番遅いMZ-2500版はハードウエア―の高さから描画性能が一番オリジナルに近いものと言われていました。

根強い人気故に最近のゲームマシンにも移植されていおり、ポケットゲームマシン版にも今ではかなわないでしょうね。

 

追記:2016.06.24

ご来場いただいた方からメ-カ-名の誤記のご指摘がありました。

マイクロソフトと記載していましたがBox写真記載のごとくマイコンソフトが正しいメ-カ-名でした。

ご指摘ありがとうございました。コメント欄に返信機能がないためこの場にてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

パッケージ



取説

FDD


The Tower of DRUADA    ドルアーガの塔 マイコンソフト

ナムコのアーケードゲームで火が付いたダンジョン/アクションRPGのドルアーガ。これもいろいろな機種に移植されました。

マイコンソフトの移植ゲ-ムシリーズとして販売されていたものです。

 

追記:2016.06.24

ご来場いただいた方からメ-カ-名の誤記のご指摘がありました。

マイクロソフトと記載していましたがBox写真記載のごとくマイコンソフトが正しいメ-カ-名でした。

ご指摘ありがとうございました。コメント欄に返信機能がないためこの場にてお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

パッケージ



取説


A列車で行こう  ARTDINK

鉄道会社経営シミュレーションソフト。PC版からスタートしていろいろなゲームマシンに移植されました。

この後にシムシティ―(都市拡張)やタワー(構造ビル拡張運営)といったいろいろなシミュレーションゲームが..........

パッケージ

取説






HYDRIDE ハイドライド   Carry soft

ファミコン版の方が記憶に残っているのはなぜでしょうね?

パッケ-ジ

取説

 

 

マシン語のソフト


スターフリート  Tecno Soft

これも当時根強い人気があったスタートレックもの。

パッケ-ジ

取説

 

 


オプション機器編

MZ-1P17B 漢字感熱プリンター

MZ-2500で使用していたプリンターです。MZでもセントロニクス方式のインターフェースが実装されプラグイン接続になりましたので専用プリンターの設定は不要でしたがそこは書院のようなポータブルワープロで培った感熱/熱転写プリンターを搭載したこのプリンターは視認性と静音性に優れた機種でした。この前に使用していた機種がドットマトリクスプリンターの1P07でしたから、まあ静かなること林の如く。

難を言えばこんなプリンターでも当時は7万円くらいした記憶があります。書院のようなオールインワンのポータブルプリンターが10-15万でしたから専用ワープロが如何にお得だったか..........

まあ、こんなもの残しておいても仕方ないんですがね。


2015.11.21 追記

未使用のカラー転写インクリボンのパッケージが出てきました。

ブラックの転写インクリボンの方は残念ながら空でした(なんで捨ててない!)

MZ-1P17B

 

カラーリボンカセット

MZ-6P17

ブラックリボンカセット

MZ-6P16