SFTVドラマのメカ展示室 1

60年代以降のSFテレビドラマに登場した宇宙船や探検車、ロボット等のメカニックのモデルをご紹介します。

尚、宇宙家族ロビンソンや海底大作戦等のアーウィン・アレン作品とサンダーバードに代表されるジェリー・アンダーソン作品は展示スペースの制限により別展示室に整理いたしましたので併せご見学ください。


Battlestar Galactia

Battlestar GALACTICA MONOGRAM

Battlestar Galactica「邦題:宇宙空母ギャラクティカ」からそのギャラクティカです。

つい最近リバイバルシリーズが新たに製作されて日本でも放映されていましたがこちらは旧作版です。

退役直前の宇宙コロニー防衛軍の宇宙空母であったギャラクティカは宿敵のサイロンが仕掛けた防衛網へのサイバーネットワーク攻撃に対し、艦長アダマ司令官のとった判断と船自体が旧式だったことから難を逃れ、破壊されずに生き残った2隻の空母の一隻という設定でわずかに残ったこれら宇宙船で生き残った人類は遠い故郷地球への帰還を目指すというストーリーでした。

MONOGRAMからでたこのキット、当時としては出来の良いキットでした。

成型時の金型抜きの関係で側面のモールドが手抜きなのはSTAR WARSのスターデストロイヤーやミレニアムファルコン同様に仕方がないところでしょう。このキットについても当時その辺のディテールアップの記事が模型雑誌に載ったくらいです。

シリーズでギャラクティカ搭載機のバイパー戦闘機、サイロン側のサイロンベーススターとサイロンマローダー(サイロン側戦闘機)が出ていましたが、このあたりは当時の大ヒットしたSTAR WARSのちとパクリ的な設定やデザインはちといただけない。このギャラクティカのデザインは逆にその後のSTAR WARSの大型輸送船や戦艦のベースになったようにも思えます。

当時Laighting Kit関連のディテールアップパーツも少数ながら出ていました。

 

Part類

エンジングリル/ランディングベイ改造シート




UFO/空飛ぶ円盤のキット

SF映画では古くから宇宙人の地球侵略をテーマにしたジャンルがあります。

正面から決戦を挑んでくる宇宙人と人類との激しい攻防戦を描いたもの、

深く静かに地球社会に浸透していくスナッチ型侵略を目論む宇宙人とそれに気付いた少数の地球人の戦いを描いたものに分けられるかもしれません。

1967年40数話が日本でもTV放映された「邦題:インベーダー」は明らかに後者。

今回このTVシリーズのインベーダーの円盤というテーマを借りてUFO/空飛部円盤のキットを幾つかご紹介していきます。

 

 

The Invaders' UFO 1/72 Scale           MONOGRAM

TVシリ-ズ「The Invaders」より地球侵略を進める侵入者:インベーダーの宇宙船をモデル化したキットです。

この番組はインベ-ダ-の地球来訪と侵略を目撃してしまい、その事実を世間に伝えようと懸命に訴えて廻る主人公デビッド・ビンセント(ロイ・シネス)とそれを阻止せんと主人公を抹殺すべく追跡するインベ-ダ-軍団との戦いを描いたTVシリ-ズ(1967年日本放映)でした。製作会社が放映当時大反響をおこし、主演のデビット・ジャンセンを一躍スターダムに押し上げた長編TVドラマシリーズ「逃亡者」と同じである故か非常にプロットが似ていました(逃亡者は一度ハリソン・フォード主演で映画化もされています)。

地球人に変体して侵略活動する多数のインベ-ダ-と人類を見分ける唯一の決め手の「小指が動かない=インベ-ダ-」という設定が当時の子供たちの間で格好のネタになったものでした。

写真はそのインベ-ダ-の宇宙船の1/72スケ-ルキットです。

基本的にはアダムスキ-型と呼ばれる形状を踏襲した円盤(ナチスドイツの秘密兵器ハウニブーなんちゃって円盤攻撃機にもそっくり)でその内部インテリアも再現され、上部の天井板を持ち上げて中が見られるようになっていました。何度か再販(一時期は単にUFOとされて)されているキットでVoodooFXからも専用Lighting-Kitも出ています。

 内部写真を撮り忘れていましたので後日アップと言うことで。

 

 

The Jetsons(邦題:宇宙家族)

1962年から米国ABCネットワークで放送されたTVアニメシリーズの宇宙家族ジェットソン。キットは家族の円盤形マイカー。実はこのアニメ古すぎて再放送ですら見た記憶がありません。

ただこのアニメの前作となる原始家族フリントストーンの方は再放送で見た記憶があるんですが...........。同じような家族が毛皮を着て出てきたような。

 

 

HAUNEBU 1/72 Scale Wave

第二次世界大戦末期にドイツが異星人の技術供与で(書いてて恥ずかしいんですが)実用化したと言われる地球製

反重力推進飛行体(俗にいうアダムスキー型円盤)のモデルです。

当時フーファイター(幽霊戦闘機)と呼ばれ数々の写真が撮られていましたがその正体の一つとしてここ数年に当時のドイツ空軍基地に機体を休めているいくつかの鮮明なハウニブーの写真がリーク?され始めました。

良くできたCG写真だと思うんですが..

当時ドイツは世界に先駆けてジェットエンジンやロケットなどの新技術を実用化しその応用兵器を実際に試作、実用化させていますが、この辺りになるともはや超兵器と分類され、本当にあったのかは闇の中。

開発系統が異なる小型のブリル型やこのハウ二ブ―にもⅠ型からⅣ型まであってマッハ10を超える速度で宇宙(火星)にも旅立ったとか..........

火星の大地にあのドイツ軍の鉄兜等が転がっているのをNASAの火星探検車キュリオシティーが撮った写真がネットで論議されてる次第(☚結読んでるな、この手の雑誌)。まあ夢はありますね。

 

真偽のほどはさておき、このモデルはハウニブーⅡと呼ばれる機種のモデルです。

少し前にAnigrand Craft Worksからレジンキットが出て以来のインジェクションキットでコントロールデッキのインテリアまで再現されています。

 

 

Area S4 UFO 1/48 Scale TESTOR

米国の物理学者Bob Lazarが25年以上前にネバダのネリス空軍基地に隣接したAREA-51のS-4と呼ばれる極秘施設でエイリアンからのリバーステクノロジーで地球製UFOを開発していたと爆弾情報をリーク。

その情報を基にテスターがトップシークレット(ステルス機でも使ったね)のキットとしてリリースしたキワモノキット。

この情報をリークした物理学者は存命中ですが情報の真偽については当時からシンパと懐疑派の間で白熱した論議がなされてきました。

とは言えあの有名なロズウェル事件からこの手の話は後を絶ちません。

最近また地球製UFOキットのブームなのかTR-3E等次々とリリースされているのは面白いところです。

このキットはクリアードームボディーでBob Lazarの証言に基づくデッキのインテリア配置状況が見られる様になっています。